SOLというグループについて

ラストライブに向けての書き散らし、備忘録

 

私がSOLというアイドルグループのことをいつ知ったかは、はっきり思い出せない。
だけど、アイドル甲子園か何かのイベント、今は無き新木場 STUDIO COASTの野外ステージで目当てのグループの前後に出演してた時、SOLのオタクに混ざってスターゲイザーで飛び跳ねたり、いけないアップルパイのサビで振りコピしてたのはよく覚えてる。
とはいえ、その時はSOLに通うようになると全く思っていなかった私にとって、しおりの加入は大きな転機だったのだろう。

 

彼女がSOLの前に所属していたグループを一時期贔屓にしてたこともあって対バンでSOLが被ったからと特典会に行って再会を祝った時は、今後も対バンで見かけることがあったら話しに来よう程度の気持ちだった。

 

その後推しの卒業があって少しオタクを休んで、次にSOLを観たのはしおりの生誕ライブだったけど、そのライブでSOLに通おうという気持ちが急浮上してそのまま確固たるものになっていた。
新木場のメインステージを遠目で観た時と違って、DESEOで間近に観たしおりのパフォーマンスは本当に楽しそうで、通おうと、応援しようと思うには十分過ぎるくらいだったのだ。
直後にあった定期公演や主催対バンに行き、新曲や新衣装を目にしていると自分がどんどんSOLに惹かれていくのが感じられた。

 

7月から始まった夏ソルツアーの存在も大きかったのだろう。途中コロナの影響を受けてしまったとはいえ、立て続けに行われる単独公演は去年の夏の思い出を広く占めていて、「夏の主役」という言葉が実に相応しかったと今になって思う。
少し脱線するが、7月の連休を使って広島に旅行へ行った際立ち寄った呉で海を望みながら聴いたサマークラッシュは、曲と風景の化学反応で脳に焼き付くような感覚で自身の音楽体験の中でもトップクラスに心地良かった。

 

閑話休題。ただ、そんな夏も唐突に終わりを告げた。しおりとかほの脱退、それなりの年月オタクをしてある程度その手のニュースに慣れたと言えるくらい擦れた身にも流石に堪えた。
通うきっかけのメンバーの脱退は、どうしようもなくこれからどうするべきかと答えを迫ってきて、私はこはるの生誕でその答えを見つけることにした。
結論から言えば、以前通りといかないまでも通い続ける、そう自分のなかで決意していた。
夏を過ごすうちにSOLが自分の中にしっかりと根付いていて、その楽しさを手放すことができなかったということだろう。ミライノツバサは当分の間聴くと泣きそうだったけど。

 

それからSOLは私にとって日常の1つとなった。
気が向いたらライブに行き、仕事の行き帰りや寝る前に曲を聴いて、メンバーのSNSに目を通す。

遠征にも行った。自分にとっても初めての北海道。見知らぬ土地で観るライブの高揚感は格別だったし、冬の奇跡を聴けただけで来た甲斐があったと強く思った。

よく「こんな日々がずっと続けば良い」という言い回しがあるけれど、秋から解散発表までの日々はまさしくそれに当て嵌まっていたのだろう。


解散発表を見て当然ショックは受けたが、何をするかとなった時浮かんだのは、変わらず楽しみ続けようということだった。
別れを惜しんで1回1回のライブをしんみりと観るにはやっぱり楽しすぎたし、最後の最後までは笑って過ごしたかったから。

自分自身で決めたように楽しんで笑ってSOLを見ていたけれど、えりちの生誕では思わずつられて泣きそうになった。あとセトリも涙腺によくなかった。

 

ここまで雑にSOLと過ごした数ヶ月間を思い出しつつ書き連ねてみたけど、真剣にオタクすることのできなくなった自分にとっては勿体無いくらい良い現場だったし、曲もメンバーも本当に好きだなと改めて感じた。

ラストライブは寂しいけれど、ずっと観たいと思っていたSOLのワンマンライブであることも間違いなくて、今日は思い残しが無いよう全力で笑って泣いて楽しめたらいいなと、そんな風に思う。